歌と歌手にまつわる話

(123) ドロレス・ホープ It's De-lovely

Dolores Hope(1909-2011)

ドロレス・ホープは1909年5月生まれですから、昨年の5月に100歳になっていました。

「腰抜けXXX」シリーズの映画で笑わせてくれたボブ・ホープの奥さんです。ボブ・ホープも100歳まで長生きしました。

「夫婦で共に100歳を迎えた」という話など聞いたことがありません。

ドロレスはニューヨーク生まれのクラブ歌手でした。何と83歳になって初のレコーディングを行い、”Now and Then”というアルバムをリリースしました。
 

ボブ・ホープはイギリス人ですが、1994年、91歳の時にロンドンでの最後のショーをやりました。

ボブ・ホープのショーにはドロレスはいつも付いて行ったそうですが、2人で傑作なデュエットを聞かせます。曲はコール・ポーターの”It's De-lovely”です。

「私のパートは憶えているわ。これが貴方のパートよ」

とドロレスがボブに紙切れを渡します。こういう歌をde-lovelyというのです。de-lovelyという語はコール・ポーターによる造語でde-luxeをもじって作ったのです。日本的にいえば「超ラブリー」です。(2010/9/9)

 


ドロレス・ホープ 102歳で死去

2011年9月19日、ロサンゼルスの自宅で102歳の天寿を全うした。老衰だった。

こんなおしどり夫婦は夫婦の鏡だと思っていた。ボブ・ホープがドロレスと結婚したのが1934年(昭和9年)である。ボブ・ホープが31歳の時である。2003年に100歳で亡くなるまで69年間連れ添ったのである。

今日の今日までドロレスは生きていると思い続けていましたが、長寿の話になってドロレスが102歳だ、今年103歳になるという話しをしたところ、後輩の奥出教授がiPhoneでネットを見たら「102歳で死去」のページが出てきた。

アメリカに「Dead or Alive?」というサイトがあり、有名人の死亡報告を直ちにアップする。それが、こともあろうに現在でもドロレスは103歳で生きていることになっている。悲しいことだが、訂正するようにメールしておいた。

ドロレスの素晴らしい人生に乾杯!!(2012/7/4)


1944

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