歌と歌手にまつわる話

(92) ゴールドディスク第1号 Chattanooga Choo Choo


Gllen Miller(1904-1944)

Chattanooga Choo Chooという歌があります。グレンミラー楽団の演奏で名高い歌ですが、モダネアーズという古いコーラスがフィーチャーされています。

Mack GordonとHarry Warrenの名曲ですが、1941年の映画Sun Valley Seranadeのために書かれました。

ところが、この曲は空前のヒットとなり120万枚が瞬く間に売れてしまいました。1942年2月に歴史上初めてのゴールド・ディスクがRCAにより製作され、グレン・ミラーに贈られました。

さてこの曲はB面に入っています。A面には”I Know Why”という地味な曲が入っています。

最近、オージーサンズはプロ歌手の鈴木史子を仲間に入れて、この歌を好んで歌っています。何と言っても汽車が今にも走り出したくなるような、大原江里子による快適なテンポのアレンジなのです。

 

これは、シンシナティからチャタヌガに1880年に初めて走ったChattanooga Choo Chooです。

歌の中の列車はNew York CityからChattanoogaまで走るという歌詞で唄われています。テネシーまでそんなに遠くないというのです。GordonとWarrenがSouthern Railway の"Birmingham Special"という列車の中で書いたといわれています。

1941年、グレン・ミラー楽団のレコードがヒットし、世界中の人が「29番線(Track 29)」を覚えてしまったと言われるほどのヒットだったといいます。歌い出しの歌詞には、

”Pardon me boy, is that the Chattanooga Choo-Choo?”
「すまねぇ、兄ちゃん、あれがチャタヌガチューチューかい?」

”Yes, yes, Track 29”
「そうそう、29番線でさぁ」

という件(くだり)があるのです。

昭和16年から17年にかけての日本では、太平洋戦争に突入した頃で戦時色一色でした。一方、アメリカではヨーロッパでの戦線、太平洋諸島での海戦がありながらも、本土では平穏な日々が続いていました。ゴールドディスクの後、グレン・ミラーは空軍軍楽隊を率いて各地を慰問しましたが、1944年暮、ロンドンからパリに向かうミラーが乗った飛行機が消息を絶ち消えてしまいました。これが、スイング時代の終焉の引き金となりました。

ちなみに、海兵隊の軍楽隊はアーティ・ショーがリーダーだったのです。

もう一つ、ちなみに、ゴールド・ディスク第2号は”Hound Dog”でエルビス・プレスリーが1956年にもらったと言うことです。

先日、練習をしていてふとゴールドディスクのことを思い出したのです。(2007/8/1)


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