ジャズと歴史にまつわる話 |
ブルースの女帝 Bessie Smith English version |
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Bessie Smith(1894-1937) |
ベッシー・スミスはジャズが生れるころに、ブルースの女帝(Empress)とよばれた偉大なシンガーです。彼女は誰にも媚びることなく、アメリカ中で黒人の悲しみと叫びを歌いつづけ、オペラのアリアにも対抗できる古典的歌唱法で至高のレコードを吹きこみました。
彼女のブルースは悲しみの背後に力強さを感ずるのです。力強いって?そりゃあ、大女ですもの。
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彼女ほかにもマ・レイニーといったベッシーの先生格のブルース歌手、ブルースの母がいましたが、まともな収入は得られない苦しい生活を送らざるを得ませんでした。 Will 'Pa' Raineyと結婚して、'Ma' Raineyと呼ばれるようになった。 しかし、ベッシーだけは例外でコロンビア・レコードのディレクター、フランク・ウォーカーが彼女のお金を積み立てておいてくれたのだそうです。(1998/10) |
Gertrude 'Ma' Rainey (1886-1939) |
Thomas A. Dorseyは、Tommy Dorsey(Thomas Francis Dorsey)とは別人で、Ma Raineyのマネージャーを兼任していた男です。 |