歌と歌手にまつわる話
Story of Songs and Singers

(252) Betty Carter 


Betty Carter(1929-1998)

あのカーメン・マックレーが「真の唯一のジャズシンガーがいるとすれば、それはベティ・カーターよ」と評したことがある。実際、後に2人でレコード「The Carmen McRae - Betty Carter Duets」を吹き込んでいる。

そんなベティはデトロイト育ちで、アマチュア・ナイトで優勝し、ディジー・ガレスピーやチャーリー・パーカーと共演するようになり、10代にしてビバップの真髄を会得してしまった。

19歳の時にライオネル・ハンプトン楽団に呼ばれ、3年程ハンプトンの許で歌った。

50年代にニューヨークに移り、マイルス・デイヴィスの推薦で1960年からレイ・チャールスと一緒にツアーを始めた。1961年の二人のデュエットのLPがある。

カーメンが言うまでもなく、ベティのスキャットや歌のフレーズ作りは、独自のものを持っている。


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